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そよ風通信

第141回 「雨」 【2015年6月】

梅雨に入り、じめじめとしたお天気が続きます。

 

雨が降ると、道が濡れて車のスピードが出しづらかったり電車も遅れてしまったりと、仕事をしている人には大きな問題になります。

 

通勤途中、道を急いでいるとたまに幼稚園くらいの子がお母さんと歩きながら水たまりを蹴飛ばして大きな声で歌っているのを見かけます。

お母さんが

「静かにしなさい」

と言っても、子供は構わず夢中で歌っています。

そんな光景を見ると、

「子供は雨ともお友達なのかな」

と思ったりします。

 

子供の頃は、雨の音や台風の時の風の音を珍しく感じてとても面白かったのを覚えています。

砂場で遊んでいて、雨が降ってきても泥だらけになるまで遊んで叱られました。

 

雨で濡れたズボンの洗濯が大変とか泥を食べるとおなかを壊すとか大人は言いましたが、自分や同じくらいの年の子供たちには、

「そんなつまらないこと関係ない」

と思えるほど夢中になるような魔力が雨や風にはあったと思います。

雨の音や風の音は少し怖いのですが、それがすごく魅力的で、なんだかずっとそこにいたいような気がしていました。

 

あまり雨が強くなってくると仕方なしに家に帰って、時間を持て余しててるてる坊主を作って窓の縁につるして外の天気を眺めていました。

窓の中から荒れ模様のお天気を眺めていると、速く流れる雲の動きやてるてる坊主のおまじないに不思議な力を感じました。

いつのまにか雨が上がった時にはおまじないがきいたような気がして、雨上りの空に差す光がなんとも神秘的なので空の上にいる神様や天使を想像しました。

思うままにはしゃぐことのできた子供時代には、便利さや速さを重視するような社会とはまったく異なる世界にいて、それが今では遠い過去の事になってしまったことを時々さみしく思います。

 

雨が降って、交通の都合が悪くて憂鬱だと思う度に雨とお友達でいる子供の姿をとてもうらやましいと感じます。

                                       (C)