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そよ風通信

第144回 「芸術」 【2015年9月】

秋は読書の秋、食欲の秋、運動の秋、芸術の秋などと言われますね。

 

私は「芸術」にとても興味があり、文芸作品を読んだり、絵を鑑賞したり、音楽を聴くことが大好きです。

もし芸術とはなんなのか、と誰かに聞かれても私はうまく答えることはできないのですが、美術や音楽に触れると元気が出ることが多いです。

 

自分がまだ大学生で就職活動をしていた頃、就職のことだけではなく人間関係や勉強などで追い詰められ将来のことが不安でとても暗い気持ちになったことがありました。

どうやって働いて生活していこうとか、何歳までに結婚して出産していなくては人並みでないなど夜中に考えて眠れなくなってしまったのですが、その時気持ちを落ち着けるためにCDプレーヤーで自分の好きなミュージシャンの曲を流していました。

悩んで疲れ果て頭が空っぽになった時、ふと耳に入ってきたその曲のメロディーを、これまでにないほど美しく瑞々しいと感じ、驚いたことを今でもよく覚えています。

 

どうしてその時そのメロディーがそんなに美く感じたのか自分でもすぐには理解できなかったのですが、しばらくするとそのメロディーや歌声が日常のごたごたや諍いなどを吹き飛ばすような圧倒的な明るさを持っていることが自分にとってとても大切なことに気づかせてくれたのだと感じました。

そのメロディーはその音楽を作り出したミュージシャンのまっすぐに自分の夢を信じて生きてきたことへの喜びと幸福感に満ちていました。

 

私は自分が人の目や評価ばかり気にして沈み込んでいたことに気づいて、今の自分の悩みがちっぽけだったと思いすっかり清々しい気持ちになりました。

それに加えて、私のその時の気持ちをそのミュージシャンの歌声が「その通りだよ」と後押しして励ましてくれるような気もしました。

 

芸術は、人の持つ喜びを生き生きと表現したり、悲しみを美しく表現したりすることで鑑賞する側に様々な物事の捉え方を教えてくれる時があります。

 

絵や音楽を鑑賞することでそれを作り出した人の心の豊かさや温かさに触れた時、芸術は本当に素晴らしいと感じます。

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