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そよ風通信

第146回 「会話」 【2015年11月】

私は現在デイサービスで介護をしていますが、最近は「会話」について考えることがとても多いです。

 

私が介護や福祉の世界に入ってみたいと思った理由の一つに、普段はあまり話をする機会のない方と「会話」をしてみたいという思いがありました。

あまり会話をする機会のない方、というのは具体的に言うと心身に不自由があったり、社会的に不利な立場にあるために生活の範囲が狭いことが多く、日常的には関わる機会が少ない方のことです。

 

電車の中で少し目立つ行動をする人を見かけたり、話しかけられたりすると「どうしたらいいかわからない」と思うと同時に「どうしたらいいかわかるようになりたい」「会話をしたい」と思います。

 

私は普段人見知りで初対面の人との会話に難しさを感じることが多く、初めは相手のことをよく知らないために何となく怖いと思って構えてしまいます。

自分のその癖が嫌で悩むことも多いのですが、会話をするときには相手のことをよく知り、知っても自分の浅はかな判断力で相手のことを決め付けてはいけないのだろうなと思っています。

 

私が一番話しやすいと思うのはやはり「親友」と呼べる人たちで、その人たちに共通して言えることは自分のことをしっかりと受け止めてくれて、間違ったことをしそうになった時には叱ってくれて、でも辛くなった時にはそばにいてもいなくても心を励ましてくれることです。

親友には自分のことを全部話しても大丈夫と思えるとともに、そんな人たちがいるから自分は生きていけると感謝しています。

 

それを思うと、私は介護という仕事の中で出会うご利用者様に対しても、自分が会話をしたいと思う人に対してはいつでも「親友のようでいたい」と強く感じます。

 

「会話」というのは表面的なやりとりではなくて、相手のことを理解しようと努めながら、相手の心の声を聞くことから始まるのだと日々感じます。

 

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